知らない町じゃない

仕事場にむかう10分もない自転車の道のりで、アパートの下の階の人にいってきますと手を振り、銀行のお姉さんには今日のケーキは何ですかと聞かれ、ぶどう園のお母さんやいつも牛乳を配達してくれるお兄さん、なじみの犬やなんかとたまたま会ってあいさつをする。お店で一日過ごせば知った顔が思えば沢山。「こないだはどうも」ってよく言うようになった。仕事帰りに駅前のカフェに寄ってみたら、知ってる人がお茶を飲んでたりして、そのまた帰り道の通りすがりの人におつかれさま〜なんて言われたりして。この町に、いつのまにか知ってる人が山ほどいる。もうそろそろ知らない町に住んでるって言えなくなってきたと気が付いた。宮崎の地元の町のことよりずっと詳しく、黒磯のことを知っている。なんかビックリした。