Cafe 4

ずっと欲しかった本を手に入れた。今朝ポストに届いて、
部屋に走って持ってって、ビリビリっと破いて手にした感じが
嬉しくて今年はいい締めくくりだと思った。

















「カフェの光景」(世紀末ヨーロッパの主役たち)
by ローゼ・マリーゾンマー・バンメル

いつか連れて行ってもらった高円寺カフェにあったこの本。
「悩みがあるなら カフェへ行こう・・・・・」
と始まる大好きなアンテンベルクの詩が最初のページにあった。
それ以来、絶版になってしまっていたこの本のことが気になっていて、
先週真剣に探してみたら、古本屋さんにあって郵送してもらった。


(本文抜粋)
・・・典型的なカフェの典型的な常連客はカフェでの安定した日常と同時に、
新しい出会いを求めているものだ。
その出会いに何を望んでいるかは自分でも分かっていないとしても。
ともかく人は、誰にでも開かれた公共の場であると同時に、
かなり親密な交遊範囲やためらいがちに育つ恋愛といった排他的な世界を
カフェに見つけ出すのである。カフェでは毎晩”開かれた親密な場”とでもいうべき
パラドックス的な奇跡が産まれるのである。


カフェってのは、すっごい場所なんだよ。
みんな、生き生きやろうじゃないか。
美味しい珈琲をいれようじゃないか。